今週のお題の話(2021年12月2週目)
『フリーにはたらく』。
真面目な話、今働くことから離れている私が、このお題に回答する権利があるのか否かを考えてしまうのですが(苦笑
フリーでない働き方をしていた頃の自分を考える
今の休職している状態が、毎日定時に出勤し、夜…大体早くて20時頃まで残業して家に帰る、休日も緊急対応などでの出勤をしていた、私の価値観を少し変えてきています。
私が休職する直前に、法定残業が45時間を超えないよう(これは前まで言われていましたが)、所定残業が一定時間を超えないように…と上から『注意喚起』はありました。
管理する側が、部下がどのような仕事を持っているか、そしてその仕事に対してどの程度の負荷がかかるのかの認識がなければ、負荷分散なんて難しい話ですね。
仕事の効率を上げる一番の方法は『不必要なものはしない』だと思っているのですが、コンプライアンスを重視し始めるとエビデンスが必須になっていきます。
エビデンスが必須という事は、エビデンスとなるもの(特に書類)は必ず作らなければならない訳です。
こうやって社会は無駄な仕事を増やしているんだなあ…と常々思います。
正直なところ、今はその責務から解放されているのですが、前の状態に戻れるかというとちょっとしんどいなあ。
ではフリーにはたらく、というと
1)時間に関する制約が緩い、またはない
時間と言っても『働く時間』と『納期』の話があります。
上記のように、決まった時間(プラス残業)で働くのではなく、各自の生活に合わせて働けるのがいいな、と思います。
その上で、『ゆとりをもった納期』がある仕事であるとベターです。
仕事をする以上、『いつまでに』『何をする』といった話が出ると思いますが、大体納期ギリギリで攻めてくるんですよね…。
発注後、機器納期が半年ぐらいかかりますよ(これもものによっては長すぎるんじゃねえの…と思うのですが)、と担当者と話をしているにも関わらず、11月発注の年度内工期とか当たり前のように発注になったりするんですよね…。
しかも今コロナの事もあって、半導体関係を使用している機器は納期が大体後ろにずれていきます。恐ろしい。
2)色々な働き方が出来る
私自身は通勤にかかる時間もコストも馬鹿にならない事もあって、テレワーク賛成派なのですが、現場でなければ、集まらなければ出来ない仕事もいっぱいあります。
テレワークが出来る方はテレワークで仕事をして、集まらなければ集まって仕事をする、ある程度の自由は利かせてくれる仕事がいいですね…。
どうしようもない(夜間でなければ設備が止められない)仕事も世の中にはあるので、仕方のないところもあるのですが…。
3)それでいてしっかりとお金は払ってくれる
私の仕事では、下請企業さんに仕事をお願いする事が良くありました。
正直なところ、見積もりを取った際に『こんなにするの？』と思うところから『こんなに安くていいの？』と思うところまであります。
ちゃんとしてくれるところには、必要なお金は惜しまないように仕事をしていたつもりです。
CD(コストダウン)要求をしてくる企業さんも多々あるんですが。
不必要なコストはない方がいいのですが、ちゃんと必要なところに必要なだけお金を使って欲しいなあ、と切に願います。
＊こういった企業に仕事を依頼する際にいつも思うのですが、『移動拘束費』(移動時間の費用)は良く請求されているのですが、移動時間は『勤務時間外』と扱われる事に対しては納得がいきません…。
本来勤務時間中に移動すべきだと思うのですが…なかなか繁忙期になるとそうもいかず。
おわりに
結局のところ、日本の労働時間のコアタイムが概ね8時～17時となっている事と、残業時間の規制がある以上、本当に『フリーにはたらく』のは難しいのかもしれません。
そして、今の日本のインフラ事業などは『止めることで大変な状況が起きる』。
電車にしても、水にしても、電気にしても、通信にしても、大規模障害が起きると大変です。影響の少ない時間帯に仕事をします。
しかも専門の技術者となっていくと、教育から始めなければならない事が多いのです。
大企業のパナソニックですら、こういった事が起きるぐらいに人員が不足しているんだな…と感じました。
どうでもいい…というと語弊があるのですが、ぱっと見キラキラした職業の方よりも、社会を支える上で、社会に必要な仕事が出来る人にちゃんと対価を与えて、こういった仕事が出来る人が増えて欲しいなあ…と思います。
FREENANCE ×はてなブログ 特別お題キャンペーン ＃フリーにはたらく
